"絆"という字の本来の意味に注意

以前、会社のチームビルディングで"絆"という字が入ったステッカーが配られた時、同僚の中国人から指摘された。なぜ絆という字を使うのか?と。

 

なぜそのような質問をするのか?と質問を質問で返すと、中国ではどちらかというと悪い意味らしく、意味が分からなかったらしい。

 

そこで背景を調べてみると、日本語として使われる”絆”の意味は、日本で派生したもので、日本だけで通じる意味のようだ。中国語では本来の意味のままであるため、絆の文字が入ったステッカーが配られると、不思議に思われるのも仕方がない。

 

その中国人には、日本で派生した経緯を説明し、なるほどと納得してもらえた。

 

2004年から子に使える漢字となり、2011年の震災以降ますます人気となったらしいが、今後、その子供たちの名前が思わぬ誤解を招かぬよう、願う。

 

絆 - Wikipedia

絆(きずな、きづな)は、本来は、犬・馬・鷹などの家畜を、通りがかりの立木につないでおくための綱。しがらみ、呪縛、束縛の意味に使われていた。「ほだし」、「ほだす」ともいう。人と人との結びつき、支え合いや助け合いを指すようになったのは、比較的最近である。